巷ではキャンプが流行っている。
キャンプ動画が人気だし、スポーツ用品店はキャンプグッズを大々的に売り出し、もはやキャンプ用品店になっている。
そんな世の流行りに乗って、うちも家キャンプを体験したのでリポートしたい。
日本列島を寒波が襲う
2021年の年明け、日本列島が寒波に襲われた。各地で記録的な大雪が観測され、立ち往生など大変なこともあった。
その日
うちのエアコンが壊れた。
コロナ患者もじわじわと増え、寒波による気温低下、人々の免疫力低下、コロナの死者も増えるのではないか、という恐れが生まれつつあった。
その日
うちの唯一の暖房器具である
エアコンが壊れた。
タイミング悪すぎである。
話盛ってんじゃねぇかと思われても仕方あるまい。
エアコンが逝く
夕方帰宅してエアコンのスイッチをつけると、全く風を出さなくなった。
けたたましい音だけ出すようになった。
「ささささささささ寒いっ!!」
南国生まれ南国育ちの私、寒さにはめっぽう弱い。
外気で冷やされた身体を温めることが出来ず、起こった事実を前にパニックになり、身体がガタガタ震え出した。
「どどどうしよう?まずは管理会社に電話して、それから火を起こして‥」
全然頭が働かない。
雪山で判断力が低下して遭難するという話は本当だった。身をもって理解した。
このままでは一家まとめて遭難する‥
そうだ、
風呂に入ろう。
ガスや水道は無事だったため、風呂を沸かして入った。
お風呂、最高。。
家キャンプ、しちゃってる
風呂から出て、自分史上最も温かい格好をして過ごした。
裏起毛がモコモコすぎて、履くとボンタンみたいになるユニクロのズボンに
命を救われた。
やっぱ下半身温めると違いますわ。
そして普段なら寄り付かないキッチンに積極的に立つ。(火を使うと温かい。)
今日の夜は身体を温める料理、
やはり鍋だろう。
鍋、あったけぇ。。
この日、私は鍋の底力を見た。
夕食を食べながら家族が話し始めた。
「友人がソロキャンプにハマってて、色々行ってるらしい。今度家族で一緒に行くかと誘われた。」
それを聞いて思った。
今のこの状況、もうキャンプじゃん。
外(と同じ温度の中)で鍋食って身体を温め、(キッチンの)火で暖を取る。
キャンプじゃん!
家キャンプ、しちゃってる。
「もっとキャンプ感出そうぜ!」
とカーテンを全開にした。
雪が綺麗であった。
家キャンプ、その後
当日は大変だったが、
人間の適応力は捨てたモノじゃない。
次の日にはエアコンのない生活に慣れた。
日の出とともに起き、日の光で部屋を温め、日が傾くころにはカーテンを閉めて夜に備える。そして日没後すぐに寝る。
太陽の恵みに感謝して生活するようになった。
そうやって過ごして数日後、
ついに新品のエアコンが設置された。
エアコン、最高。。
やっぱ違うわ。最新式は静かだし、すぐ温まるし。いや〜よかったよかった。
しかし私にはある変化があった。
寒さに強くなった気がする。
前よりエアコンを使わなくなった。
キャンプなんて全く興味なかったが、今度行ってみようかな、とか思っている。
まとめ
家キャンで キャンプの予行は 完璧だ
道具何も持ってないけど
今回の経験を踏まえ、
有事の際に備えて、めちゃくちゃ暖かい服を1着は持っておくことをおすすめしたい。
しかし暖かい服ってかさばるんだよな。
暖かいけどかさばらない服を知ってる人、いたら教えてクダサイナ。